「魅力ある業態とは?」 業態を 「地域(立地)」から考える・・・№4

業態を構築する上で、いくつかの出発点があります。

1、素材から考える。

2、調理方法(メニュー)から考える。

3、地域から考える。

4、物件から考える。

5、食べ方から考える。

前回までに、1素材、2調理方法から考えてみましたが、

今回は、3地域から考える。 です。

地域とは何か?ですが、大きくわけると

 1、繁華街   2、住宅街   3、オフィス街   4、ロードサイド

   です。

まず、

1、繁華街

この地域の特徴は、夜間人口が多く、昼間が少ないことが多いです。

また、あらゆる業種のお店が混在します。

同じ繁華街でも、食事店が多いエリアと、ウォーターフロントの要素が強いエリアがあります。

また、家賃の坪単価は高めなことが多いです。

1階路面だけでなく 空中店舗が多いのもこの地域の特徴です。

この地域での出店は、夜型なのでアルコールメニューの充実が必要です。

また、競合店の真ん中への出店ですから、専門店など特色があるお店が良いですね。

 

2、住宅街

文字通り住宅の多い地域です。

駅に近いエリアと、駅からは遠いエリアもあります。

駅近くは、通勤や通学の動線にあるのが特徴です。

視認性も良いので、「食事」に特化したり、喫茶などの飲料業態も対応できます。

逆に、駅から遠いお店は、近隣の方が頻繁に来店できる複合店か、

わざわざそこに来店したい動機のある客単価の高めのお店なども狙い目です。

この地域のデメリットは、粗相をするとイメージの悪さがすぐに

 

広がってしまう事なので、接客対応には注意が特に必要です。

 

3、オフィス街

ランチ集客では一番強みを発揮します。デメリットは週末に集客がしにくいことです。

一般的には、月間20日間で、1ヶ月分の売上を作る必要がありますから、

このエリアは「ランチの営業」は欠かせないお店が多いです。

やはり、サラリーマンの多い地域なので、男性的なお店が多いのも特徴です。

脱サラの方の開業には、このエリアの特徴が解っていると良いことが多いですね。

 

4、ロードサイド

幹線道路沿いの店舗。車での来店客が多い地域です。

ナショナルチェーンが多いのも特徴的です。

お店の対象が圧倒的にファミリーとなります。

住宅街よりも、ファミリー向けの業態が多いです。

ファミリー向けとは、年齢の幅が最も広い業態です。

規模の大きいお店が多いので、独立開業には向きにくい地域です。

 

今日は、各地域の特徴だけを書きました。

次回は、それぞれの地域に向いている業態などを書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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