予算から物件を考える。実際開業するにはいくらかかるのですか・・・・

開業希望者から質問で多く頂くのは、「実際いくらかかるか?」です。

みなさん、自己資金の計算はされています。その範囲でできるかどうか?

に興味があるのです。

しかも、基本的には1円でも少なく開業したいです。

この発想は、開業資金をリスクとしてだけ捉えるからの場合が多いです。

なるべく借り入れはしたくない、今見えている資金で開業したい。

そのために、「価格の手頃な物件」に興味をもちます。

開業するためのリスクは正直あります。投資ですから。

このリスクを最大限 回避するのは、投資を押さえることはもちろん

少しでも回収予測の高いものを選ぶことです。

1酒屋

うちに相談にくる方々には、うちのフィーも含めて

事業計画を簡易に作成します。

それは、投資と回収を考えるのに必要だからです。 

先日、岩井のサポートで脱サラで開業されて もう10年になる方とお逢いしました。

心斎橋で開業して 今は天満に移転されています。

マスターとママさんの人柄で人気の居酒屋をされています。

岩井が行う研修に、経験者の話をしてもらうコーナーがあり、

久しぶりにお逢いしました。当時のお話をしてもらったのですが、

開業はお手伝いしましたが、移転は独自でやられました。

で、この日に、開業当時の事業計画書を持参されていて驚きました。

曰く「これは飲食事業のバイブルとして今でも活用しています」

というお話を伺いました。

シンプルな計画書ですが、そのシンプルに意味が有ると常々思っていましたが

ちょっと感動するほど嬉しいできごとでした。

予算から物件を考えるのは必要なことですが、投資を押さえることと 

回収のバランスを取る事は

同じウェイトとして考えるくらい大事です。

手持ち資金から考えて 少しでも安く安くの物件に飛びつくと、

本当の回収リスクが発生する場合があります。

まずは計画のバランスを大事にスタートしましょう。

カテゴリー: 飲食店プロデューサー 岩井伸夫の「開業準備室」 パーマリンク

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