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繁盛店舗を創ろう!マネージメントを考える・・・その4 企業存続・発展の条件 友田

どんな逆境の時代にあっても存続・発展していく会社(店舗)があります。また、非常に好況の時代でも存続・発展できない会社(店舗)もあります。企業経営はまさに生き物ですが、その企業が生き延びていくためにはいろいろな条件が必要となってきます。そして、時代によって企業の成功要因も違ってくるわけです。しかし、どんな時代でも企業の存続・発展の基本的な条件はさほど変わりません。組織論の始祖と呼ばれるチェスター・l・バーナードによれば、企業が存続・発展するには二つの基本的条件が必要だと言っています。一つは「効果性」の追求で、もう一つは「効率性」の維持と向上です。

(1)   効果性について

企業の効果性とは、常に正しい経営目的を持ちそれを期待された通りに達成することです。企業は良い商品・サービスの提供を通じて消費者の欲求を満足させていく存在でなければなりません。つまり、全ての企業の共通目的は消費者のニーズ、ウォンツを満足させることです。しかしながら、社会は常に変化し進歩しています。消費者、顧客のニーズ、ウォンツも常に高次元に変わっていきます。したがって、企業が生存・発展していくためには、常に自社の新しい存在価値を見出すことに努めなければならないのです。

企業存続・発展の条件の見地から、現代経営学者ピーター・F・ドラッカーは「企業の目的の定義は一つしかない。それは顧客を創造することである」と断言しています。経営者、経営幹部は、常に自分自身に「我々の事業は何か」、「顧客は何を買うのか」と問いかけ続けなければなりません。環境の変化、社会的要請の変化を迅速に正しく読み取り、社会、顧客が求めているものを作ることは、企業の基本的役割です。すなわち、企業はただ作れるものを作るのではなく、市場の小さな変化でも見逃さず顧客が欲しているものを作れるよう、事業を調整し技術的革新(イノベーション)を起こすべきです。

ですから企業の「効果性」の追求は、時代の変化に合わせて自らの社会的存在価値を明確にし、常に社会、顧客のニーズ、ウォンツに合うものを作ることを通じて既存顧客を維持し、新しい顧客を創造し続けるということになると言います。

 

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