前回でメニューの意味を理解したら、今度はコンセプトをつくります。
コンセプトのもっとも大事な考え方は、業態とのマッチングです。
ご自身の開業する業態が何か?は大事ですが、
メニュー自体のコンセプトもお店のコンセプトと別に、
改めてつくるほうが良いと考えています。
メニューのコンセプトは、
躍動感なのか オドロキなのか 調和なのか
この方向性で、メニューの展開を組み立て始めます。
もちろん、自店舗の調理技術とのバランスも大事です。
試作でどんなに良いメニューが作れても、
実際のピーク時に滞りなく提供できなければ意味がありません。
一品がおいしくても、全部のテーブルに満足がいかなければ
次の集客にはつながりませんから
メニューの役割を果たして居ませんね。
このメニューコンセプトは、
お店の業態やコンセプトに合わすのですが、
メニューブック
テーブルポップ
店内ポップ
ファザードバナー
食器
カトラリー
使用食材
食材のカット
盛付け
ネーミング
まで、すべてのバランスが大事です。
良いと思うものを無作為に取り込むと、
バランスが悪くなりますので
最初にコンセプトを明確にして、
そこから落とし込みましょう。
同じ居酒屋でも、高級感をだしたいお店と、
雑多感を出したいお店では、食器どころか
ビールのジョッキでさえ変わってきます。
以外とここがちぐはぐなお店も多いですしね。
繁盛店ほど、ここはきっちりしています。
どんなお店を作りたいかを考えるのですが
どんなお客さんにどんな使い方をしてもらいたいか
を考えてのメニューじゃないと
お店のコンセプトと メニューがずれてしまいます。
ここに時間をかけて大事に考えてみましょう。