《造作譲渡》居抜き物件は本当に良いのか?

昨今の造作譲渡は、今年に入ってさらに

ブームのように増えて来ています。

これは、退去するお店のオーナーが、

売却する知識がついてきたんだと思われます。

もちろん情報としても、増えてますしね。

この造作譲渡案件のチェック業務をしていたりするんですが、

売主はもちろん高値希望、買主は当然安値希望です。

基本的に個人売買なので、同意すれば良いのですが、

今日は買う側の考え方で書いてみたいと思います。

先日 チェックに行った物件ですが、リストを作るのに

リストアップする器具が少ない案件がありました。

また別件で、リストが半端ないくらい盛りだくさんの物件もありました。

さて、造作の買取では、器具が多いほうが良いでしょうか?
厨房

器具が多いと売買価格も高くなります。

しかし、器具が少ないと後で買い足す必要も出てきます。

どんな器具が残ってるかもありますが基本は「使えるかどうか」です。

高価な器具は、修理して使えたら安くつく場合もあります。

実際に、「これはお得っ!」という物と「微妙やな」という
物件はあります。

ところが、造作譲渡は厨房器具だけではありません。

造作譲渡の中には、壁や天井、床、トイレ、照明なども含まれます。

これをスケルトンで作るのは大変初期投資がかかります。

意外とびっくりするぐらい掛かるのが内装。

どんな造作譲渡も、スケルトンから作るより
高くつくものはあり得ません。

開業予算内に入ることがもちろん理想ですが、気に入った内装や厨房器具だったら

思うところまで価格を交渉してみることも一つですね。

なので、リストだけで判断せず、内装含めた
資産として考えてみてはいかがでしょう?
厨房1

また、内装や器具、価格が気に入ったとしても、

自分の業態や計画と本当に合ってるかも

確認して決めることをお勧めします。

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