飲食店を造る時に考える事で「外装」と「内装」があります。
外装のことを「ファサード」と言います。
大多数の方が内装は一生懸命考えますが、外装は「看板」と考えている方が多いです。
もちろん、内装は大事ですが、お客さんは外から入ってきますから、
先ずは、ファサードが目につきます。
どちらが大事か?ではなく、ファサードからイメージして来店されてお客様に対して
期待通りの内装であることが大事と考えます。つまりバランスです。
どちらかだけ豪華になっているお店をたまに見かけますが、お客さんは戸惑いますね。
ファサード→ 内装→ メニュー→ 接客 までの
バランスが取れているお店が繁盛店に圧倒的に多いです。
『狙ったはずし方』以外はバランスを大事にしてください。
また、ファサードの役目として
「目立つ」「興味を引く」「何が食べられるかがわかる」というのがあります。
ロードサイドの店舗などでは、ファサードが目立っただけで
20%も売り上げが上がった という事例があります。
ロードサイドでは車での来店が主体ですから、スピードがあるものから
視認性を考える必要性があります。
これは、「大きい文字」「わかりやすいキャッチ」などがテーマになることでしょう。
では、街中ではどうか?
当然ビル内などの空中店舗のファサードは、入口前に集中して造る必要があります。
何よりも、新規客を誘導するためには
「いくらぐらい」で「何が食べれるか」の表現が必要です。
逆に、これを隠すことによって、「看板戦争」になっていることも多々あり、
自店舗の売りを明確に打ち出せないと、埋もれてしまうこともあります。
目立つ の考え方は、「派手」だけではなく、
「雰囲気」が造れればよく見えます。
上記から、ファサードに関しては、
「どうやって新規のお客様に入店してもらうか」
に集中するのが大事です。