同じ求人でも、運営の柱になるのが正社員です。
家業での開業の場合、正社員は必要がない場合がありますが、
ご自身が調理しない方の開業や
一定のキャパシティー以上の客席の
お店の場合には検討されることがあります。
正社員を雇用する場合、もちろん給料待遇は大事となりますが、
まずはここでは「経験」について考えてみます。
調理師の採用を考えている場合、
面接でのポイントは「技量の確認」となりますが、
その場で調理して作ってもらうことができない場合が多いので、
過去の「勤務店舗」からの検討となります。
ワタシは自分の経験から思いますが、過去の店舗だけで判断して
あまりうまく進んだことがないです。
具体的には、思ったような活躍にならなかったということです。
これは面接や採用時に問題があったと考えています。
過去の店舗から「イメージ」される調理技術よりも、
必要なのは「どんな料理を作りたいと考えているか?」が大事です。
そのためには、実際の調理をしてもらう「レセプション」を
導入するのも良い方法かもしれません。
なかなか現実的には難しい問題ですが・・・・
(厨房がまだできていない。先方に伝えきれないなど)
まずはヒアリングの時間を長くとって、今後の方向性、
ひいては人生設計まで話し合えるとズレは修正しやすくなります。
また、今現在調理師である方からの紹介を受けるのもひとつです。
調理師ではなく、フロアで働くサーバーや、バーテンダー、
パティシェなど、現在では業務内容が専門職として
明確になっていることが多くなっているので、
求人はかけやすくなっています。
資格が明確になっているソムリエや利き酒師などもあります。
もちろん、有資格者はその分ギャランティーが高くなるかもそれませんが、
そこを踏まえて面接でよく話し合いましょう。
面接時間は長くて構いません。あまり条件のみなどで
短くおわった場合のほうがズレがでやすいです。
次回は、面接の仕方を少し書きます。